DARPA、RACERの試験を完了 GPS不要の自律車両を軍事用途に解禁

DARPA、RACERの試験を完了 GPS不要の自律車両を軍事用途に解禁
DARPA、RACERの試験を完了 GPS不要の自律車両を軍事用途に解禁(X @DARPA)

DARPAは、複雑な環境で運用される地上車両向けロボット自律技術の開発を目的としたRACERプログラムの最終試験を完了したと発表した。

同機関によると、この技術は2025年に米陸軍および海兵隊と実施したデモンストレーションを経て、米軍部隊への移管だけでなく、商業用途への展開も可能な段階に到達した。試験では、GPS、事前に作成されたルート、直接的な人間の操作なしで車両が運用できる能力が実証された。

単一の車両に特化したプログラムとは異なり、RACERはアルゴリズム、データベース、ニューラルネットワークモデルから構成される再利用可能なソフトウェアスタックで成り立っている。このアーキテクチャにより、センサーを搭載したさまざまなプラットフォームが、劣化したり競合が激しい環境でも行動可能な自律車両へと変換される。これは2004〜2005年に実施されたDARPAチャレンジで掲げられた構想を具現化するものだ。

運用デモでは、地雷原における自律的な通路開設や長距離偵察任務など、現実的な戦闘シナリオでシステムが使用された。カリフォルニア州のナショナル・トレーニング・センターで行われた演習では、米陸軍部隊がRACER車両を仮想敵部隊として運用し、戦術作戦における性能を検証するとともに、危険な任務における兵士のリスク低減を示した。

DARPA、RACERの試験を完了 GPS不要の自律車両を軍事用途に解禁(X @DARPA)
RACER(X @DARPA)

プログラムのもう一つの重要な成果は、RACERの知覚アーキテクチャだ。未知の環境において地形を予測し、約1日で車両の挙動を適応させることが可能で、従来システムと比べて大きな飛躍となっている。プログラム終了にあたり、DARPAは本技術が広範な採用に向けて準備が整ったとし、軍民両用の潜在力に加え、農業、鉱業、建設、輸送といった民生分野で、すでにこの自律技術を活用する企業が登場している点を強調した。

出典: Defence Blog | 写真: X @DARPA | 本コンテンツはAIの支援を受けて作成され、編集部による確認を経ています

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